Mercedes-Benzのエンブレムに込められた意味。 コラム ブランド
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記事内容
- エンブレムの起源
- エンブレムの統合と進化
- AMGエンブレムに込められた意味
エンブレムの起源
ダイムラー社は、三つの方向を指す星、「スリーポインテッド・スター」のデザインを商標登録しました。このスリーポインテッド・スターは、創業者ゴットリープ・ダイムラーがかつて家族にあてたポストカードに描いた星のマークに由来しています。この星は、ダイムラー社のエンジンを「陸・海・空」のすべての領域に展開しようとした構想を象徴しています。
一方、ベンツ社は月桂樹のモチーフを商標として登録しました。これは、ベンツ社が当時数々の自動車レースで勝利を収めていた実績を反映したもので、レースにおける勝者に贈られる月桂冠になぞらえて、栄光と名誉の象徴として用いられました。
<ダイムラー社が使用していた商標>
<ベンツ社が使用していた商標>
エンブレムの統合と進化
その後、エンブレムのデザインは時代とともに変化を重ね、現在のMercedes-Benzでは、会社ロゴや車両のフロントグリルなどにはスリーポインテッド・スター単体のデザインが採用されています。一方で、月桂樹で囲まれたこの伝統的なデザインは、フロントノーズやボンネット、ステアリングホイールなどに広く用いられており、今もなお、技術の進化と長年の実績を象徴するデザインとして使われています。
<エンブレム>
<スリーポインテッド・スターの変遷>
AMGエンブレムに込められた意味
また、AMGのエンブレム全体を囲む月桂樹の葉は、モータースポーツにおける勝利と名誉を象徴しています。これは、AMGがレース活動や高性能車開発において築いてきた栄誉や実績を反映しています。このAMGのエンブレムもまた、単なる視覚的なシンボルではなく、「ブランドの原点を表すモチーフ」と「技術の象徴」が融合したブランドの理念を表しています。
まとめ
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